2026.08.09
インドネシア教育大学に「日本センター」が完成
一般社団法人World Nihongo Networkは、インドネシアの国立インドネシア教育大学(UPI)構内に、日本の文化や社会を紹介する「日本センター」を設置いたしました。センターは2025年10月18日に落成式を執り行い、同年12月より本格稼働を開始しております。
設置の背景
人口3億人を擁するインドネシアには多くの日本語学習者が存在し、インドネシア教育大学はその中心的な教育機関です。世界各国が自国の言語や文化を紹介する施設の設置を積極的に進めるなか、同大学には韓国センターをはじめとする海外文化紹介施設がある一方で、日本センターは存在せず、設置の予定もありませんでした。
当団体はこの状況に強い危機感を抱き、同大学への奨学金の設定に加え、日本文化を実際に体験しながら学べる場として日本センターを設置することを決定いたしました。インドネシア有数の名門校に日本センターが創られることは、日本と親日国インドネシアとの中長期的な関係を維持・発展させる意思を示す、象徴的な施設となります。
大学側とも設置に向けた協議を重ね、日本語教育学科のヌリア・ハリスティアリ学科長をはじめ、学生の皆さんからも「授業以外に日本語や日本文化を体験できる場がほしい」「学生同士の交流や文化理解の学びに役立てたい」といった期待の声を多数いただきながら、プロジェクトを進めてまいりました。


センターの完成と稼働開始
日本センターの内部には、入口を彩る富士山の壁絵、茶道の作法を実践できる茶室、様々な文化的な催しに使える座敷形式の学習スペースなどが設けられています。落成式にはヌリア学科長や学長をはじめとする大学関係者・来賓の皆様が参列し、盛大に開催されました。
稼働開始後は学生からの利用予約が絶えない状況が続いており、日本語や日本文化を体験的に学べる場として、学生の皆さんに大変喜ばれております。インドネシアの伝統ある国立大学内に設置された本センターは、日本とインドネシアの友好関係を末永く支える拠点となりました。



今後の展望
当団体では、インドネシア教育大学の学生を対象とした奨学金プロジェクトも開始しており、中長期的に日本・インドネシア関係を担う優秀な学生の選抜と、将来に向けたサポートに取り組んでおります。
本センターが、単なる学びの場を超えて、文化交流や新たな発見の場、そして両国の未来を創る場となるよう、引き続き活動を続けてまいります。