ロイ・レスミー教授
ロイ・レスミー
(LOCH LEAKSMY) 教授
王立プノンペン大学外国語学部日本語学科学科長
1975年7月2日、カンボジアのカンポート州生まれ
2001年5月5日に結婚し、現在家族4人の家庭を持っている。
1992年6月にカンポート州にあるトゥックメアス高校を卒業し、プノンペンにある大学に進学するため、プノンペンで生活し始めた。
1993年9月に王立プノンペン大学科学学部生物学科に入学し、
1997年11月に卒業し、生物専攻の学士号を取得した。
1994年4月から同大学外国語学部で初開始したJOCV による日本語講座の日本語を受講し、生物学科と日本語コースに通いながら、民間学校の講師または家庭教師として1996 年から様々なところで初級日本語を教えていた。その学習期間中に1998年12月5日に行われた第一回プノンペン日本語スピーチコンテストに発表者として出場し、優勝したこともある。
1997年11 月に高等教育教師免許をとるため、カンボジア国立師範研究所に入学し、
1998年9月に生物専攻高等教育教師の免許を取得した。同研究所で高等教育教師養成講座に通いながら、王立プノンペン大学外国語学部でREIYUKAIによる日本語講座の日本語講師としてアルバイトもしていた。
1998年11月に王立プノンペン大学に国家公務員として所属し、JOCV日本語講座で日本語を教え始めた。そこで大学における日本語教育を改善するために授業を行う以外、コースの内容見直したり教材の翻訳なども行ったりした。
1999年9月に埼玉県浦和市にある日本語国際センターで国際交流基金による海外日本語教師長期研修プログラムに参加し、
10ヶ月後の2000年6月に同プログラムを修了して、帰国し王立プノンペン大学JOCV日本語講座の仕事に戻った。
2000 年からカンボジアの日本語学習者が増加している現状中、大学で日本語を主専攻にしないと日本語レベルが上達しないと学長も判断したため、同大学に正式に日本語学科を設立する計画を立てた。そこで日本語学科の責任者になる準備として私が2003年4月から2年間休暇をとり、日本の昭和女子大学に留学し、2005年3月に卒業して修士号を取得した。
2005年の4月に帰国後、王立プノンペン大学外国語学部日本語学科長として任命され、同年の10 月に本格的に日本語学科の4年間学士プログラムの運営を始めた。2005年から2010年9月まで日本語学科の運営を頑張りながら、日本の大学や日系企業や財団などと繋がりを持ちながら、様々な活動をしている。
2010年10月から6ヶ月間休暇をとり、(財)博報児童教育振興会の日本語研究「第5回日本語海外研究者招聘事業」招聘者として日本の御茶の水女子大学でカンボジアにおける日本語教育についてのテーマで研究をした。
2015 年4 月からまた休暇をとり、昭和女子大学大学院日本文学研究科言語コミュニケーション専攻博士課程の研究生として「日本語の配慮表現の語用論」について2年間研究生として研究をした。
本大学日本語学科が設立された2005 年から、現在に至り、王立プノンペン大学外国語学部日本語学科学科長を務めながら、国内海外の多くの日系企業や教育機関と関係を結び、様々なところで教育、人間関係、文化習慣等についてのテーマで講演や交流を行っている。
2016 年7月20 日に日本政府からカンボジアにおける日本語教育の推進に尽かされもって日本と諸外国との友好親善に寄与することで外務大臣表彰状を受賞した。
また、2018年1月12日にWorld CSR Day & World Sustainability から CAMBODIA EDUCATION LEADERSHIP AWARDS2018, (カンボジア教育リーダーシップ・アワード2018)最高の日本語教授という表彰書受賞した。
2019 年4 月1 日から現在に至り、武蔵野大学しあわせ研究所で客員研究員として東南アジア学習者向けのビジネス日本語教科書作成のための研究をしている。
2021年9月7日に王立プノンペン大学外国語学部副学部長として任命され、外国語学部の人事学生就職総務の仕事を勤めている。